渋谷で働くSEのブログ

渋谷で働くSEのお粗末なブログです

このブログのポリシー

今更ですが…

このブログのポリシーについて少し述べたいと思います。

 

このブログは、フェイスブックには書ききれない話を述べるためのものです。

興味ある話題をどんどん載せていくんですが、

このテーマについては何曜日とか、このテーマだけ扱おうとか、

というのは特にありません。

 

思いついたときに、思いついたことを…

ばんばん載せていきますので、これからもよろしくお願いします^^

人工知能の勉強に役立つ資料いろいろ

今回は、人工知能の勉強に役立つ資料をちょっと紹介したいと思います。

 

1. データ分析についてざっくりと見たいとき:『データマイニングと集合知』

最近流行っているニューラルネットワークの勉強に入る前に一読するといいです。いろんな話題を盛り込んでいるので、ちょうど出発点としてはいいと思います。

 

2. ディープラーニングの入門書として:『わかりやすいパターン認識』

古いです。発売年度1998年。

しかし、ディープラーニングの基礎であるfully connected networkについてはしっかり学べます。

 

3. お手元においといてわからないことがあったら参考に:『深層学習』

最近の本(2015年)で、しかも日本語!

ディープラーニングの手法を幅広く扱っているので、わからないことがあったら開いてみるぐらいにしておくといいと思います。

 

4. 英語の無料本:Neural networks and deep learning

ニューラルネットワークの基礎、そしてニューラルネットワークの歴史がわかる本です。原文は英語ですが、日本語版もちゃんとあります。

python 2.7系のコードもついています。

ちなみに、こっちは教師あり学習のみ扱っています。

 

5. ディープラーニングの手法をビジュアル化して、わかりやすくしたebook:スタンフォード大学のディープラーニングチュートリアル

こちらは、教師あり学習と教師なし学習を両方扱っていて、特に4で紹介した本ではあまり触れていないconvolutional neural networkについても詳しく書かれています。

matlabのコードも載っています。

 

あと、わからないことがあるときは、その都度検索するようにしています。

ちらっと言ってた台湾旅行は…

はい、台湾旅行は取り消しになりました…

ということで国内旅行に急遽変更😱💦

親にはキャンセル料を払ってもらった上に、さらに変更となったわけですから、これはさすがに頭が上がりません。

 

とりあえず親に「じゃあ、明日」(私は一人暮らしですから)とは言っていながら、これだと親の顔をちゃんと見れるかな…という感じがします。

 

そこで、話がちょっと変わりますが…

元のフライトが朝9時~の成田でしたので、前泊を入れてました。

キャンセル料は100%。

これじゃ…気晴らしで1泊するか、となりますね。

ということでとりあえず成田空港周辺のホテルには来ています。

 

せっかくの親子旅行を台無しにしてしまいまして、申し訳ないばかりです。

ちなみに、これからちょこっと名古屋いってきます。

名古屋になったのは、私が以前研究集会で行ったことがあって、ちょうど手元に「名古屋本」が1冊あったからです;;;

 

手羽先食べてきますわ。

 

今日は勢いでめっちゃブロギングしましたが、

旅行終わって論文の内容が頭のなかでちょっと片付いたらまた論文レビューとかします。

人工知能で音楽ジャンル分類というやつですね)

 

では、みなさん、おやすみー

San JuanitoとTobasの波形を覗き見しよう

今回は、San JuanitoとTobasの波形を覗き見しようと思います。

 

kyosuu1.hatenablog.jp

 

ここで紹介した2曲を例としてあげたいと思います。

まずSan Juanito.

 

youtu.be

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上の曲の波形を、0秒から120秒まで描画してみました。

ツールはsoxを使っています。

聞きながら画像を眺めてみると、San Juanitoの細かい構造がよくわかると思います。

4小節の短いフレーズを4回やってひとくくりになって、それがまた繰り返され…

前はちょっと言い忘れましたが、San Juanitoは基本短調で、途中でポイントとして長調の部分が出るのも特長です。

Cのところが、短調から長調とちょこっと変わったところです。

 

そして、次はTobasの分析です。

曲を聞きながら、また0秒から120秒までのプロットを眺めてみましょう。

youtu.be

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purimuyのような「細かい波形」とか、「短いフレーズの繰り返し」とかは見られません。

あ、なんか1節と2節あるんだな、というのがわかるぐらいでしょうかね…

細かく見ていくと、フレーズ単位でわけらえるんでしょうが、

さすがに4小節の4回繰り返しまでにはならないです。

だいたい同じフレーズを2小節ずつ繰り返します。

 

私も波形は初めて見ましたが、確かに違いが見えますね。

この本には、オープンデータセットのGTZANの分類の話が載っています。

Amazon CAPTCHA

この本を参考にして、私もとりあえず波形のプロットを描いてみました。

 

ここでは、割とわかりやすい例を紹介しましたが、

実はSan Juanito-Tobasとかがあったり(En Mis Suen~os - Voces Morenas)、

San Juanitoそのものにもバリエーションがいろいろあったりして、

耳で聞いてデータの「教師」を与えようとするとメンタルが崩壊しそうになります…

だって、現地人も間違えるぐらいですもん。

Youtubeに検索してみると、Awatin~asのSan JuanitoがTobasと書いてあったりしますから。

 

ということで、機械はSan JuanitoとTobasをちゃんと聞き分けてくれるかが気になりました。

これが私の今回の研究?趣味?のモチベーションです。

San JuanitoとTobas

この記事では、リズムの歴史はさておき、

耳で聞いた違いだけを述べたいと思います。

 

San JuanitoとTobasは、同じリズムで太鼓を叩きます。

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だいたいテンポはTobasが♩=110ぐらい、San Juanitoはそれより遅いのも速いのもあり、という感じですかね。

 

しかし、だいたい聞いた感じ、こんな違いがあります。

1. San Juanitoは、「短いフレーズの4回反復」の集まりで構成されることが多いです。

一方、Tobasは、普通のポップスみたいにIntro - A - B - 間奏 - A - B

のような形式をとることが多いです。

 

2. Tobasには、San Juanitoよりロングトーンが多く登場するような気がします。

特に、San Juanitoだと、出だしからロングトーンが出てくる曲はあまり聞いたことない気がします。

 

曲によっては、San Juanito-Tobasなんかもありますし、特にSan Juanitoの場合はSan Juanitoから派生したリズムも多いので聞いてもわからない曲もあります。

しかし、すごくわかりやすい曲もあったりします。

 

まず、San Juanitoの例としてはこちら。

Purimuy(Inka Wayra バージョン)を聞くとよいでしょう。

youtu.be

 

そしてTobasの例です。

El Ultimo Amanecer (Kjarkas, ライブバージョン)

youtu.be

弦楽器のイントロが終わってからの主旋律に注目してください。

ロングトーンが目立ちます。

最初からロングトーンが出るパターンは、San Juanitoにはなかなかない気がします。

 

次は、これらの波形を見ていきたいと思います。

フォルクローレのリズムについて

フォルクローレには、様々な「リズム」があります。

しかし、これはただ単に4ビートとか、8ビートとかという話だけではありません。

フォルクローレで「リズム」といいますと、踊りや楽曲の様式などを全部含む言葉になります。

 

フォルクローレは、もともと音楽と踊りが一緒になっている総合芸術です。

太鼓では同じリズムを刻んでいても、その踊りの性格がまったく違う場合が非常に多いです。

なので、リズムを理解するには、太鼓の叩き方だけでなく、踊りの性格も理解する必要があります。

そのリズムの歴史を調べるなり、踊りの動画を見るなりすると、イメージが掴みやすくなります。

 

例えば、エクアドルのSan JuanitoとTobasは、同じリズムでも踊りや楽曲の展開の仕方が違います。

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このような同じリズムを刻んでいることから、現地人すらよく間違えてしまうようです。しかし、曲によっては違いがなんとなくわかるのもあったりします。

 

その違いについては、別の記事で説明します。