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San JuanitoとTobasの波形を覗き見しよう

今回は、San JuanitoとTobasの波形を覗き見しようと思います。

 

kyosuu1.hatenablog.jp

 

ここで紹介した2曲を例としてあげたいと思います。

まずSan Juanito.

 

youtu.be

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上の曲の波形を、0秒から120秒まで描画してみました。

ツールはsoxを使っています。

聞きながら画像を眺めてみると、San Juanitoの細かい構造がよくわかると思います。

4小節の短いフレーズを4回やってひとくくりになって、それがまた繰り返され…

前はちょっと言い忘れましたが、San Juanitoは基本短調で、途中でポイントとして長調の部分が出るのも特長です。

Cのところが、短調から長調とちょこっと変わったところです。

 

そして、次はTobasの分析です。

曲を聞きながら、また0秒から120秒までのプロットを眺めてみましょう。

youtu.be

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purimuyのような「細かい波形」とか、「短いフレーズの繰り返し」とかは見られません。

あ、なんか1節と2節あるんだな、というのがわかるぐらいでしょうかね…

細かく見ていくと、フレーズ単位でわけらえるんでしょうが、

さすがに4小節の4回繰り返しまでにはならないです。

だいたい同じフレーズを2小節ずつ繰り返します。

 

私も波形は初めて見ましたが、確かに違いが見えますね。

この本には、オープンデータセットのGTZANの分類の話が載っています。

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この本を参考にして、私もとりあえず波形のプロットを描いてみました。

 

ここでは、割とわかりやすい例を紹介しましたが、

実はSan Juanito-Tobasとかがあったり(En Mis Suen~os - Voces Morenas)、

San Juanitoそのものにもバリエーションがいろいろあったりして、

耳で聞いてデータの「教師」を与えようとするとメンタルが崩壊しそうになります…

だって、現地人も間違えるぐらいですもん。

Youtubeに検索してみると、Awatin~asのSan JuanitoがTobasと書いてあったりしますから。

 

ということで、機械はSan JuanitoとTobasをちゃんと聞き分けてくれるかが気になりました。

これが私の今回の研究?趣味?のモチベーションです。