フォルクローレのリズムについて
フォルクローレには、様々な「リズム」があります。
しかし、これはただ単に4ビートとか、8ビートとかという話だけではありません。
フォルクローレで「リズム」といいますと、踊りや楽曲の様式などを全部含む言葉になります。
フォルクローレは、もともと音楽と踊りが一緒になっている総合芸術です。
太鼓では同じリズムを刻んでいても、その踊りの性格がまったく違う場合が非常に多いです。
なので、リズムを理解するには、太鼓の叩き方だけでなく、踊りの性格も理解する必要があります。
そのリズムの歴史を調べるなり、踊りの動画を見るなりすると、イメージが掴みやすくなります。
例えば、エクアドルのSan JuanitoとTobasは、同じリズムでも踊りや楽曲の展開の仕方が違います。
このような同じリズムを刻んでいることから、現地人すらよく間違えてしまうようです。しかし、曲によっては違いがなんとなくわかるのもあったりします。
その違いについては、別の記事で説明します。